今週、一時代を築いた2人の男が引退を表明した。
一人は、世界のホ-ムラン王で、福岡ソフトバンクホークスの監督である王貞治氏。そして、もうひとりは、構造改革を推し進めた小泉元総理だ。
王監督は監督引退とともに球界を引退する形となる。ご存知の通りホ-ムラン世界記録保持者で、当然ながら「記憶」と「記録」に残る。また、監督としても弱小であったホークスを常勝軍団に育て上げた功績は大きいだろう。一方小泉元総理大臣は、郵政民営化などの構造改革を推し進め、実感はないものの戦後最長の好景気の立役者である。そういった意味ではやはり「記憶」と「記録」に残る大総理と言えよう。
一時代を築いた2人の引退は寂しい限りだが、2人の労をねぎらいながら新星の出現を期待しようではないか。
セリ-グのレギュラ-シ-ズンが熾烈を極めている。昨日までの首位攻防戦で、阪神を3連勝で下した巨人はついに同率首位に立った。
今年は阪神の独走で、いつも以上のつまらないシ-ズンかと思われた。しかし、巨人は底力を見せつけた。一方、阪神は急速に勢いを失ったのだ。
本日、巨人は広島と、阪神は中日と対戦し共に勝利を収め勝率は592。近年にない面白いシ-ズン終盤に、野球人気の復活が期待される。ただし、レギュラ-シ-ズンで1位になっても、クライマックスシリ-ズで負けてしまっては、日本シリ-ズには出場できない。クライマックスシリ-ズの是非も含め、野球界は再び盛り上がりそうだ。
そんな角界にまた大事件が起きた。大麻成分を含んだたばこを持っていたとして元幕内力士・若ノ鵬が逮捕されたのは先月。その事件を受けて行われた薬物検査によりロシア出身の露鵬と十両の白露山から大麻使用の陽性反応が出たのだ。その後行われた精密検査でも陽性反応が出ており、両名のみならず角界は追い詰められている。
まもなく始まろうとする「大相撲秋場所」。一部では中止すべきとの声もあるが、果たしてどうなるだろうか。近年は横綱の言動により、その「品格」を問われるなど相撲という国技の威厳が失われている。そろそろ、角界は一度立ち止まる必要があるのではないだろうか。
行楽の秋はもうすぐ。そのような中、9月のレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットルあたり170円台中盤へ値下がりした。これはこのところの原油価格が、1バレル110ドル中盤まで下落したためだ。
ひと月ほど前は150ドル近くまで高騰した同価格は、このところ下落傾向にある。200ドル時代の到来も危惧されたが、一安心といったところであろう。しかしながら、まだまだ高いといったところが国民の本音ではないだろうか。
ガソリンを始めとした物価高の原因となっていた原油価格の高騰は、全国の漁師の方々を休漁に追い込んだ。その結果、「秋の味覚」の価格にも影響が出ている。
早くも店頭に並んでいる秋の味覚の代表「サンマ」。例年の倍近い価格であると感じる。秋の味覚をお手ごろで味わうためにも、もう一段の原油価格の低下を願うばかりだ。
諸外国に比べ、在任期間が短いのが特徴の我が国の総理職。近年では小泉総理が長期政権を敷いたにも関わらず、安部・福田総理と続けて1年足らずで辞職した。
政治の安定なくして、経済成長なしというのが一般論である。景気の後退局面である今日、日本の政治はいったいどうなるのであろう。
次期総理は、「麻生氏」との呼び声が高い。個性の強い同氏だが、果たして、政局と経済の安定は訪れるのだろうか。同氏に期待を寄せると共に、対抗する勢力の出現を待ち望むばかりだ。
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